神仏欲な日々

神仏欲(しんぶつよく)とは、神社とお寺のことが好きでたまらない、愛欲のこと。

フィギュアは1,300年以上続く、日本の伝統文化です。

ぼくはフィギュア(スケートではないです)を見るたび、アニメとヒーローがなかった昔の日本人は、仏像をフィギュアと同じような感覚で眺めていたのかなと思っています。

なぜなら、カッコイイ仏像がたくさんあるからです。

阿弥陀様や観音様は信仰の対象として拝んでいたと思いますが、
四天王や十二神将はカッコイイなぁと思っていたはず。
だって、武器を持ちカッコイイポーズをキメていますから。

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京都 海住山寺(かいじゅうせんじ)の四天王

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(薬師如来のまわりで仏を護っています!)

特に戦国武将は強い憧れがあったようです。

上杉謙信は、自分は毘沙門天の生まれ変わりだと言っていたし、
武田信玄不動明王が大好き。
自分をモデルにした不動明王像を彫らしていたらしいです。

二人とも子どもの頃から、「大きくなったら、毘沙門天になるー」とか「不動明王カッコイイ!」と思っていたに違いありません。

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静岡 願成就院(がんじょうじゅいん)の毘沙門天
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日本人のフィギュア好きは、1,300年以上前から始まっていたのです。