京阪電車でGO! 仏像巡りの旅その二
重文 空也上人立像
出典 講談社「日本の仏像」
京都の京阪電車沿線の、おすすめのお寺と仏像を紹介するシリーズ第2弾です。
清水五条駅
第1弾で紹介した神宮丸太町駅から3つ目の駅です。
ここで紹介するのは、六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)と清水寺です。
六波羅蜜寺
天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創されたお寺です。
【アクセス】
清水五条駅徒歩約7分
重文 空也上人立像
出典 講談社「日本の仏像」
口から人が行列で出てます!
初めて見たときは、驚きました。
これは六体の小さな阿弥陀仏です。
空也上人が「南無阿弥陀仏」を唱えている様子を、一文字一体で表現しています。
重文 平清盛像
重文 地蔵菩薩坐像
出典 講談社「日本の仏像」
その他にも、大仏師湛慶、運慶親子の像もあります。
小さいお寺ですが、貴重な仏像がたくさんあります。
音羽山清水寺
説明する必要がありませんね。
実はここにも珍しい仏像があります。
【アクセス】
六波羅蜜寺から徒歩13分
清水五条駅から徒歩25分
本尊の千手観音像は一般的な千手観音像と違い、左右の腕を頭上に高く挙げて化仏(けぶつ)を戴く姿は清水寺独自のもので、「清水型観音」と呼ばれています。
本堂の内内陣に安置されていますが、33年に一度しか公開されない秘仏です。
前回は2000年に公開されたので、次回は2033年ですね。
わたしは2008年の特別公開の時、拝観しました( ^ω^ )
ただし、がっかりしないでください。
秘仏が納められている厨子(ずし)の前に御本尊の姿を写した御前立仏(おまえだちぼとけ)を安置しており、そちらは毎年8月14~16日の宵詣りをはじめ、特別な法要の際には間近で拝観することができます。
御前立仏(おまえだちぼとけ)
出典 講談社「日本の仏像」
また、千手観音の眷属(けんぞく)である二十八部衆と風神・雷神が厨子の左右を固めています。
清水寺のHPに素晴らしい動画があるので、ぜひぜひご覧ください!
二十八部衆立像
次回は、七条駅で途中下車します。