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神仏欲な日々

神仏欲(しんぶつよく)とは、神社とお寺のことが好きでたまらない、愛欲のこと。

天才仏師 快慶の大好仏 その1

4月に奈良国立博物館で「特別展 快慶」、9月に東京国立博物館で「運慶展」が開催されるのを記念し、勝手にコラボ企画を行います。

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快慶、運慶とは誰?と思われた方もいらっしゃると思うので、簡単に紹介します。
鎌倉時代に一大勢力を誇った仏師集団の慶派。その中心人物が快慶と運慶です。仏師とは仏像を彫る人です。有名な作品は東大寺南大門の金剛力士像です。歴史の教科書には必ず出てきます。人物の解説はウィキペディアなどに詳しく紹介されているので割愛します。ここでは、彼らの作品の中て私の大好仏を紹介します。
まずは快慶の作品です。

 

国宝 渡海文殊

安倍文殊院(奈良県桜井市)の本尊です。獅子に乗った文殊菩薩が眷属(けんぞく)の善財童子・優填王(うでんおう)・仏陀波利(ぶつだはり)・最勝老人を従え、雲海を渡り中国の五台山に向かう姿です。5体が国宝です。

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▲国宝 文殊菩薩 出典 講談社「日本の仏像」

快慶の仏像はイケメンが多いです。文殊菩薩も端正なお顔です。智慧の仏ですが、降魔の利剣を持ち獅子にまたがる姿はとても凛々しいです。

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▲獅子 出典 講談社「日本の仏像」

それに対して獅子は斜めを向き少しとぼけたような愛嬌のある表情です。残念ながら獅子だけ国宝ではありません、

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▲国宝 善財童子 出典 講談社「日本の仏像」

善財童子もいい味をだしています。先を急いで焦っているのでしょうか?文殊菩薩に呼び止められ「何でしょうか?」と振り向いているようです。

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▲国宝 優填王(うでんおう)出典 講談社「日本の仏像」

優填王は強面ですが、劇画チックな表情に親しみを感じます。

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▲国宝 維摩居士(ゆいまこじ)(または最勝老人) 出典 安倍文殊院HP

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▲国宝 仏陀波利三蔵立像(ぶつだはりさんぞうりゅうぞう)(または須菩提) 出典 安倍文殊院HP

 

重文 弥勒菩薩坐像

醍醐寺三宝院(京都市伏見区)の本尊です。

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▲出典 「醍醐寺のすべて」展チラシ

醍醐寺弥勒菩薩はとてもイケメンです。宝冠、胸飾などの装飾がとても似合います。唇に赤い塗料が残り若々しく感じます。金泥も像全体に残っており、落ち着いた感じで輝いています。

弥勒菩薩は、釈迦入滅後56億7千万何後に悟りを開き如来になり衆生を救う未来仏です。とてつもない遠い未来ですね。

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▲出典 講談社「日本の仏像」

次回は阿弥陀仏や四天王などを紹介しようと思います。