神仏欲な日々

神仏欲(しんぶつよく)とは、神社とお寺のことが好きでたまらない、愛欲のこと。

イケメン仏像に会いに行きました 〜東京国立博物館~

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帝釈天 約1200年前に作られたとは思えないカッコ良さです

 

東京国立博物館の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」へ行きました。

 

仏像曼荼羅とは

密教曼荼羅図を、三次元で表現したのが仏像曼荼羅です。立体曼荼羅とも言います。

約1200年前、空海が京都にある東寺の講堂に作りました。

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▲国宝 胎蔵界曼荼羅図(たいぞうかいまんだらず) 東寺蔵

 

 

15/21

立体曼荼羅は21体ありますが、そのうち、15体が東京へ出張しています。

国宝仏が11体、重文の仏が4体です。

東寺は今とても寂しい状況だと思います。

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帝釈天の斜め後ろから  遠くに見えるのは持国天です

 

撮影OK!

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▲三つ目です。額の真ん中にも目があります。

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帝釈天は象に乗っています

イケメンの帝釈天限定ですが、写真が撮り放題です。

一般の人が国宝仏を撮影できることは滅多にありません。(奈良と鎌倉の大仏は例外ですが)

博物館の英断に拍手を送りたいです。

ツーショット写真も可能です。

 

後ろ姿も堪能

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帝釈天の背中と象さんのお尻

お堂では、須弥壇と呼ばれるステージみたいな場所に、壁を背後にして安置されているので、背中を観ることはかないません。

博物館では、360度全方位から拝観できるので、後ろ姿もじっくり拝めます。

降三世明王像には、後頭部にも顔がありました。

今回初めて観ることができました。

 

とにかく近い

手を伸ばせば触れる距離に展示されているので、細かな細工もじっくりと鑑賞することができます。

お堂には21体もいるので、須弥壇がとても広く、奥の仏像は雰囲気を楽しむだけですが、お顔をじっくり鑑賞することができました。

 

美術品も充実

仏像以外にも、貴重な法具や仏画がたくさん展示されています。

そちらにも、国宝が数多くありますので、見どころは満載です。

曼荼羅も数点展示されています。

解説が充実しているので、見応えがありました。

私のお気に入りは、「十二天屏風」です。

日天、月天、風天、水天など、個性的なメンバーが揃っています。

 

6月3日までです

まだ、間に合います。

金曜日、土曜日は21時まで開館しており、夕方はすいているそうですので、ぜひご覧ください。

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▲本館  常設展も見どころ満載です

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▲この日は快晴でしたが、真夏日でバテました〜