神仏欲な日々

神仏欲(しんぶつよく)とは、神社とお寺のことが好きでたまらない、愛欲のこと。

金沢の神社三選 『尾山神社』

GO TOトラベルを利用して金沢へ旅行に行きました。

家族で行ったので市内観光とグルメがメインでしたが、ついでに(自分的にはメインです)市内で参拝した神社をご紹介します。

 

尾山神社(おやまじんじゃ)

f:id:kamibutsuyoku:20200920183751j:image

金沢の神社、最後に紹介するのは尾山神社です。金沢城鼠多門と道路挟んですぐ隣りにあります。

 

 

前田利家公の神社

f:id:kamibutsuyoku:20200923123457j:image

▲拝殿

加賀藩祖の前田利家正室のお松がお祀りされています。

利家が亡くなったあと二代目利長が父親を神として祀ろうとしましたが、徳川幕府が許すはずがなく、守護神としていた物部八幡宮ならびに榊葉神明宮を遷座する名目で卯辰山麓に社殿を建立し、利家公の神霊を合祀しました。

1873年(明治6)に現在の社地に社殿を新築しました。

 

 

神門

f:id:kamibutsuyoku:20200923080357j:image

明治8年の建築で、和漢洋の三洋式を混用した異色の門です。

第一層には戸室石(角閃安山岩)を用いてあり、第三層はステンドグラス張りで、神社の門とは思えませんが素敵な門です。

なお第三層目に設置された避雷針は、日本最古のものです。

f:id:kamibutsuyoku:20200923080445j:image
f:id:kamibutsuyoku:20200923080450j:image

▲ステンドグラスの一部が赤く光っています。

 

 

利家公像・お松の方像

f:id:kamibutsuyoku:20200923122830j:image

▲"槍の又左"と呼ばれていた頃の若き日の利家像です。

背中の大きな袋のような物は母衣(ほろ)と言い、戦場を馬で駆け回るとき背後から飛んでくる矢を防ぐ役目があります。

織田信長の家臣のとき赤母衣衆として活躍していました。

f:id:kamibutsuyoku:20200924074743j:image

▲利家公の兜の彫刻


f:id:kamibutsuyoku:20200923123635j:image

▲お松の方像

お松は11歳で利家に嫁いで、11歳(⁈)から35歳で2男9女を産んでいます。

当時でも驚異的な多産だったようです。

豊臣秀吉正室ねねとは若い頃から仲が良く、豊臣家とは家族ぐるみの付き合いがあったようです。

 

 

御朱印

f:id:kamibutsuyoku:20200924214727j:image

 

 

まとめ

  • 尾山神社加賀藩前田利家公とお松の方を神としてお祀りした加賀の国にとってとても大切な神社です。
  • 神門は和漢洋折衷の素敵な門です。
  • 若き日の利家公像はカッコいいです。

 

f:id:kamibutsuyoku:20200924075733j:image
f:id:kamibutsuyoku:20200924075758j:image

▲足が長い狛犬


f:id:kamibutsuyoku:20200924075808j:image

▲蓮の彫刻