仏を描く その1 ~ 仏画教室に通い始める ~
出会い
栄地下街にあるギャラリー"チカシン"で、目にとまった仏画。
もちろん、そういうものにはアンテナが働きます。
ウィンドウに展示されている仏さまの、おだやか表情と華やかな色彩にひかれ、中に入りました。
観音菩薩、虚空蔵菩薩、不動明王、孔雀明王など、色鮮やかな様々な仏画が展示されていました。NHK文化センターの仏画教室の生徒の皆さんの作品展でした。
ウィンドウで目にとまったのは、先生の作品です。
子どもの頃から絵を描くのは好きだったので、昔は自己流で描いてました。
今ではすっかりご無沙汰…
しかし、先生の仏画を目の当たりにして、「自分も描きたい!」と、仏欲がぶつぶつ(仏仏)膨らみました。
受付で署名して、お話を伺いました。
ちょうど、先生もいらして、「途中でも、入会できますよ」とおしゃってくれたので、
早速入会しました(笑)
準備
受講前にそろえた画材がこちら
顔彩12色、筆が大中小あわせて7本、墨、硯、スケッチブック、鉛筆など、約1.5万円です。
初めての仏画
最初は、先生の見本画をチャコール紙で、色紙に写します。
それを墨でなぞり、輪郭が完成です。
そして、着色。日本画の水彩絵の具の"顔彩"を使います。
先生がお手本を塗りながら、教えてくれました。
説明を全て聞いてから、自分で塗ります。
水彩絵具は色のにじませ方が難しく、上手に塗ることができず挫折したのですが、案の定、色のにじみが不自然になりました。
また、先生の見本のような色が出せず、微妙な仕上がりになりました。
しかし、先生にお見せすると、ささっと手直ししてくれました。すると、不自然なにじみが、みるみるうちに自然なにじみになるじゃありませんか⁉︎
それは、衝撃的でした!
そんなに簡単に直せなかったので、水彩画は挫折したのに…
(初めての仏画です)
次回は少し複雑な菩薩像を描きます。