上野恩賜公園で寺社仏閣巡り ➖上野大仏 ➖
東京の上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)には、東京国立博物館や上野動物園をはじめ様々な文化施設がありますが、お寺と神社もあるのです。
博物館の後にお詣りしたので、ご紹介します。
上野大仏
公園内に大仏の看板があります。
しかし、あたりを見渡しても大仏らしき建造物はありません。
看板横に短い階段あるので、それを登ると見えたのは仏塔(ストゥーパ)です。
▲仏塔 ここでは英語名のパゴダと呼んでいます。
パゴダから視線を左に移すと・・・、ありました。
上野大仏です。
といっても、顔だけです。
寛永八年(1631)に作られた釈迦如来の大仏は、度々罹災しましたが、その都度復興されました。
しかし、関東大震災により首が落ち、第二次大戦時には、軍の供出令により胴体を徴用され、顔のみが残されました。
大仏殿の跡地には薬師如来を祀るパゴダ(仏塔)が建立され、今はその隣にお顔のレリーフがあります。
胴体を失ったお顔は、「もうこれ以上落ちない」と受験生の間で話題になり、合格祈願のスポットになりました。
▲大仏の横には合格祈願の絵馬が奉納されていました。
▲パゴダには薬師如来が安置されています。
▲大仏とパゴダは大仏山と呼ばれる小さな丘の上にあります。
▲御朱印です。 カバンの中でくしゃくしゃになってしまいました。