神仏欲な日々

神仏欲(しんぶつよく)とは、神社とお寺のことが好きでたまらない、愛欲のこと。

京都東山の紅葉狩り 〜永観堂〜

今年最後の京都訪問で東山地区の紅葉狩りを楽しみました。

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永観堂

東山で紅葉といえば永観堂禅林寺です。

この時期拝観料が1,000円(通常600円)になりますが、大勢の参拝者が訪れていました。

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▲総門 道路に面した入口です。

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▲門外からの紅葉

拝観料を納め中門をくぐり、大玄関からお堂に入ります。

堂内は一方通行の順路が決められ混雑と密を避けています。これも紅葉シーズンだけだと思います。

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▲唐門(勅使門)前庭の白砂壇(びゃくさだん)


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堂内には狩野派の襖絵もたくさんありますが、今回ゆっくり鑑賞することはできませんでした。

 

臥龍

御影堂から阿弥陀堂を繋ぐ廊下は山の斜面に沿ってカーブしながら階段を登る長い廊下です。

その形が龍のように見えるのでその名がつけられました。

登った先の期待感でワクワクします。

 

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臥龍廊を下から見上げたところ(わかりにくくてすみません)

 

みかえり阿弥陀

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永観堂パンフレットより

 

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▲出典「日本の仏像」講談社

 

臥龍廊を登り切ると阿弥陀堂があり、仏像好きにはたまらない「みかえり阿弥陀」が鎮座しています。

その名通り、お顔が左に90度回転し後ろを振り返るような姿をされているとても珍しい阿弥陀如来立像です。

永観がお堂で修行していると、突然須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道をはじめられました。

永観は驚き呆然と立ちつくしていると、阿弥陀は左肩越しに振り返り、「永観、おそし」
と声をかけられたそうです。

その伝説を表現したのがこの仏像です。

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▲慈愛に満ちた優しいお顔です。

像高が70cmほどの小さい仏像です。

出典「日本の仏像」講談社

 

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阿弥陀堂正面

 

庭園

阿弥陀堂を出ると堂内の参拝は終了です。

お堂前の階段を降りて庭園に降り立つと見事な紅葉が広がります。ライトアップもあります。

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御朱印

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▲顧阿弥陀如来

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▲書置きのみです(書置きの袋)