京都東山の紅葉狩り 〜南禅寺〜
今年最後の京都訪問で東山地区の紅葉狩りを楽しみました。
南禅寺
広い境内にはたくさんの紅葉が植えられいます。
拝観料なしで紅葉狩りができるのでとても人気のあるお寺です。
永観堂から徒歩約10分のところにあります。
三門(さんもん)
▲出典 南禅寺HP
境内に入り紅葉狩りを楽しんでいると目の前に大きな門が現れます。
南禅寺の三門は天下竜門と号し、日本三大門の一つで有名です。国の重要文化財です。
また、歌舞伎の「楼門五三桐」で天下の大泥棒石川五右衛門が三門の屋上に登り「絶景かな。絶景かな。」と言う場面で有名です。
この日は幸運にも三門が解放され、上に登ることができました。
門上から眺める紅葉はとても綺麗でした。また、京都の街を一望できる絶景も楽しめました。
▲遠くに京都の街並みが見えます。
楼上内陣には宝冠釈迦座像を本尊とし、その脇士に月蓋長者(がっかいちょうじゃ)、善財童士(ぜんざいどうし)、左右に十六羅漢がずらりと並んでいます。
とても珍しい組み合わせです。月蓋長者は初めて聞く仏像です。
天井には鳳凰、天人の極彩色の絵があります。
法堂
▲三門から見た法堂
三門をくぐり抜けると法堂があります。
法堂は、法式行事や公式の法要が行われる南禅寺の中心となる建物です。
広い堂内には本尊の釈迦三尊が安置されています。
右手が獅子に跨がる文殊菩薩で、左手は象に跨がる普賢菩薩がいます。
しかし、お堂の窓から中を覗いても仏像まで遠いのでじっくり鑑賞できませんでした。
南禅寺水路閣
琵琶湖疏水の水を京都の街に運ぶための水路橋です。
1888年(明治21)できたレンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の近代建造物ですが、長年の風雨に耐えた佇まいが静かな東山の風景にとけこんでいます。
昔からアーチの橋脚をバックに写真撮影のスポットとして有名ですが、今回は着物を着たカップルに加え、鬼滅の刃のコスプレをした子どもたちを撮影している人たちが数組いました。
五山之上
南禅寺は禅寺として日本一の格式を持ちます。
“日本最初の勅願禅寺”として鎌倉時代に創建されました。
室町時代には京都・鎌倉の禅刹「五山」の最上位、別格として「五山之上」に位置づけられ、正式名称を「五山之上瑞龍山(ずいりゅうざん)太平興国南禅禅寺」といいます。
御朱印
▲平成25年に頂いた御朱印です。
今回頂くのを忘れてしまいました。「金剛王宝殿」と書かれています。
名庭
今回参拝できませんでしたが、南禅院、天授庵、金地院、方丈は名庭で有名ですので、次回はゆっくり鑑賞したいと思います。