お寺
すみません…5ヶ月振りの投稿です。 今回は仏像の勉強にもってこいの本を見つけたのでご紹介します。 瓜生 中 氏の「日本の仏様 解剖図鑑」です。 日本の仏様 解剖図鑑 作者:瓜生 中 出版社/メーカー: エクスナレッジ 発売日: 2020/02/02 メディア: 単行本(…
令和となり、皇室ゆかりの寺社に関心が集まっているように感じます。 そこで、今回は皇室の菩提寺である京都の泉涌寺に参拝しました。 由緒 855年に仙遊寺という名で草創されましたが、お寺が開山と仰ぐ月輪大師・俊芿(がちりんだいし・しゅんじょう)が、1…
京都七条にある養源院を参拝しました。 場所 三十三間堂の東隣にあります。入口は蓮華王院南大門のすぐ近くです。 養源院の最大の見所は、俵屋宗達が描いた杉戸絵と襖絵です。 俵屋宗達は「国宝 風神雷神図屏風」で有名な画家です。 杉戸絵 お堂の入口を入り…
記念すべき令和元年元日は、京都の青もみじを楽しみました。 曼殊院門跡(まんしゅいんもんせき) 京都市左京区一乗寺にある、天台宗のお寺です。「小さな桂離宮」ともいわれています。 門跡とは 天皇や皇族が住職を務めていた寺院を特別に門跡と呼びます。 …
春の京都訪問。最後に訪れたのが、建仁寺です。 場所 昔ながらの京都の雰囲気を彷彿とさせる、祇園の花見小路通の南のどんつきにあります。 通りは海外からの観光客の人気も高く、人通りがすごいことになっていました。 歴史 京都最古の禅寺です。 建仁2年(…
春の京都の聖護院門跡(しょうごいんもんせき)へ行きました。 本山修験宗(ほんざんしゅけんしゅう)の総本山です。京都市左京区聖護院中町にあります。 門跡とは 皇族・公家が住職を務めていた寺院を特別に門跡と呼びます。 京都には13の門跡寺院がありま…
約300年振りに再建された中金堂落慶法要で盛り上がる、興福寺の魅力についてご紹介します。 ▲再建された中金堂 出典「なら旅ネットHP」 駅近 近鉄奈良駅から徒歩約10分で着きます。 駅近国宝です。 ▲近鉄奈良駅前広場 鹿に会える お寺が奈良公園の中にあるの…
これ、絶対に行きます! 天平の威容 300年ぶり復活 興福寺中金堂の再建完了 :日本経済新聞 ▲記事の中の映像は必見です! 300年振りに興福寺の中金堂が再建されました。 10月7日から落慶法要が行われます。 ただし、一般公開は10月20日からです。 気になるお…
新緑の季節、とても気持ちがいいので、鞍馬寺から貴船神社へ鞍馬山の山道を歩いてきました。 その前に、鞍馬寺寺内にある由岐神社を紹介します。 ▲鳥居と山門 ▲本殿 天狗みくじがあります。 「鞍馬の火祭り」が行われる神社です。かがり火で山一面が赤く染ま…
京都と言えば紅葉がとても綺麗ですね。秋の京都はとても魅力的です。食事も美味しいですし。 ▲イメージです。 しかし、ベストシーズンがゆえにとても混んでいます。平日でも紅葉狩りの観光客でどこもいっぱいです。 さらに、最近は海外からの観光客が加わり…
大須仏壇通りを南に下る途中で東に曲がると、栄国寺というお寺があります。そこに「火伏の弥陀」「火伏不思議の弥陀」と呼ばれる阿弥陀如来坐像があります。 ▲栄国寺 門 ▲本堂の看板 栄国寺 ▲本堂 正式名は清涼山栄国寺(せいりょうざんえいこくじ)浄土真宗…
名古屋城から大須を抜け熱田までの道を"本町通"と呼びます。 江戸時代は尾張名古屋のメインストリートでした。 現在、往時の繁栄はありませんが、通り沿いには神社仏閣が多くあり、歴史の古い料亭や商店がわずかに残っています。 しかし、大須界隈になると今…
名古屋市大須にある七寺(ななつでら)で、重要文化財の菩薩像に会ってきました。 ▲真言宗智山派の準別格本山です 正式名は「稲園山正覚院長福寺」です。 別格本山とは… 今度調べます。 七寺 735年に創設された歴史あるお寺です。 栄枯盛衰を繰り返し、1611…
奈良の西の京にある薬師寺の伽藍に立つと、いつも不思議な感覚に捉われます。 現在から奈良時代へ、奈良時代から現在へ、何度もタイムスリップするような感覚です。 理由はのちほどご説明します。 また、薬師寺には奇跡の美仏がある、私の大好きなお寺です。…
国宝がブームになっていますが、今回はわたしが大好きな奈良 新薬師寺の十二神将立像を紹介します。もちろん、国宝です! 十二神将とは 十二神将は薬師如来の眷属(けんぞく)です。眷属とは家来や部下のことです。薬師如来を邪神からお守りしている武将たち…
わたしは国宝が大好きです。国宝と聞くとテンションが上がります。 先週広告を見かけて買いました。週刊ニッポンの国宝100。今後一年をかけて、毎回2点、合計100点の国宝を紹介します。とても、楽しみです。 創刊号では、興福寺の「阿修羅像」と建仁寺の「風…
私がお寺で仏像を鑑賞するとき、お目当の仏像に会い行く場合と、お堂全体の仏像群を堪能する場合の2パターンがあります。今回は後者の大好きなお堂について紹介します。 東大寺法華堂(三月堂) 東大寺と言えば、阿形・吽形の南大門、奈良の大仏様の大仏殿、…
9月に東京国立博物館で「運慶展」が開催されます。それを記念し勝手にコラボ企画の第2弾です。私が好きな運慶の傑作をご紹介します。 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」2017/09/26 ~ 2017/11/26 特別展「運慶」公式サイト 国宝 金剛力士立像 運慶と言え…
仮講堂を拝観した後、東金堂と南円堂にお参りしました。 ▲国宝 東金堂と国宝 五重塔 ▲東金堂正面 ▲東金堂の几帳 鹿の文様ですね 東金堂を参拝しました。本尊は重文の薬師如来坐像です。脇侍の日光・月光菩薩像(いずれも重文)、文殊菩薩像と維摩居士(ゆいま…
▲国宝 阿修羅像 出典「雑誌 一個人」 興福寺 天平乾漆群像展 奈良国立博物館をたっぷり堪能した後は、興福寺に向かいます。『興福寺国宝特別公開2017 阿修羅 -天平乾漆群像展- 』を観るためです。乾漆(かんしつ)像とは漆を特殊な技法で粘土のように固め…
▲出典 図録表紙 奈良国立博物館で4月8日から始まった「特別展 快慶」に行って来ました。鎌倉時代に活躍した慶派の大仏師快慶の仏像を空前絶後の規模で集めた展覧会です。 いてもたってもいられず、開幕初日に行って来ました。雨が降ったり止んだりの天気でし…
9月に東京国立博物館で「運慶展」が開催されます。それを記念し勝手にコラボ企画、私が好きな運慶の傑作をご紹介します。 ▲出典 展覧会ポスター 日本彫刻史上の最高傑作のひとつ 国宝 無著・世親(むちゃく・せしん)立像 ▲出典「講談社 日本の仏像」右が無著…
奈良国立博物館で4月8日から始まる「快慶展」との勝手にコラボ企画「快慶の大好仏 その2」です。快慶作の仏像で私が好きな作品を紹介します。 国宝 阿弥陀三尊立像 ▲左から、勢至菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩の三尊。左が観音菩薩、右が勢至菩薩が一般的だが…
いよいよこの企画も最終回の終点宇治駅に到着です。 京阪宇治駅の目の前にある宇治橋を渡り、約10分で平等院に着きます。宇治橋は日本最古の橋のひとつです。橋の上から見る宇治川の眺めはいつも爽やかです。 橋を渡り左に曲がると参道です。両脇には宇治茶…
▲重文 本堂 金戒光明寺を参拝した後、六波羅蜜寺へ向かいました。 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ) 真言宗智山派、西国三十三所 第十七番のお寺です。天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創されました。上人はつねに市民の中にあって伝道に励ん…
お正月、約3カ月ぶりに京都へ行ったのでその報告です。京阪電車でGO!シリーズで紹介した金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を訪れました。参拝するのは初めてです。 京阪電車でGO! 仏像巡りの旅 その一 - 神仏欲な日々 浄土宗総本山・くろ谷 金戒光明寺 ▲…
このシリーズも6回目になります。 伝えたいことがたくさんあり大変ですが、終点の宇治駅まで頑張ります。 京坂黄檗駅(おうばくえき) 今回はこちらで途中下車します。 黄檗宗 大本山 萬福寺(まんぷくじ) ▲大雄宝殿(だいおうほうでん) 【アクセス】 京阪黄檗駅…
出典 【公式サイト】国宝 醍醐寺のすべて展 六地蔵駅 今回は六地蔵駅で途中下車します。 ここでは、醍醐寺と法界寺を紹介します。 醍醐寺 世界遺産。真言宗醍醐派總本山。 豊臣秀吉の「醍醐の花見」でも有名です。 国宝五重塔をはじめ数々の国宝・重要文化財…
出典 泉涌寺HP 京都の京阪電車沿線の、おすすめのお寺と仏像を紹介するシリーズも第4弾です。 今回は東福寺駅です。 東福寺駅 前回紹介した七条駅の隣です。 御寺泉涌寺塔頭 即成院(みてらせんにゅうじたっちゅう そくじょういん) 【アクセス】 東福寺駅徒歩…
出典 講談社「日本の仏像」 京都の京阪電車沿線の、おすすめのお寺と仏像を紹介するシリーズ第3弾です。 七条駅 第2弾で紹介した清水五条駅の次の駅です。 ここで紹介するのは、もちろん三十三間堂です。 東寺と並び仏像マニアの聖地です。 蓮華王院三十三間…